デジタル全盛の現代でも、「やっぱり紙とペンが落ち着く」「書いて覚える派です」という人は多いのではないでしょうか。実際、市場データを見ても、紙文具の需要は依然として根強く、むしろ価値が再評価されつつあります。
今回は、2025年に注目されている紙文具のベストセラーを分析しながら、「なぜ書くことが支持され続けるのか?」を深掘りしていきます。
紙文具市場はまだまだ成長中!
- 日本の事務用品市場:2024年に約52億ドル、2030年まで年平均1.4%成長見込み。
- 世界の紙以外の文具市場も拡大中(2024→2025年で約62→65億ドル)。
- 日本では紙系文具が市場全体の35.1%を占めており、依然として主要カテゴリ。
つまり、「デジタルで代替できる」一方で、「あえて紙を使う」層が確実に存在しており、そこにメーカーも注力しています。
2025年ベストセラー紙文具ランキング&分析
最新の文具アワードや売上動向から、注目の商品をピックアップしてみました。
商品名 | 特徴 | 受賞・話題性 |
---|---|---|
パイロット KIRE-NA 蛍光マーカー | にじみにくく発色が良い。カラーも上品。 | Stationery Store賞 グランプリ |
三菱鉛筆Jetstream Lite Touch Ink | 超なめらかで軽い書き心地。手が疲れにくい。 | 機能部門賞受賞 |
Zebra ブレンU | ノイズ少なめ、長時間の筆記に適した構造。 | カテゴリ別受賞多数 |
ほぼ日手帳 | 超薄紙なのに裏写りしにくい。自由度が高い。 | 年間90万部超えの実績、海外評価も高い |
レビュー
上記4製品レビュー
- KIRE-NAマーカーはまさに「上質な蛍光ペン」。ノートに使ってもにじまず、落ち着いた色味で社会人でも使いやすい印象。
- Jetstream Lite Touchは本当に軽い力でスラスラ書けて驚き。特に電話メモや長文メモに最適。
- ブレンUは「筆記感」が安定しており、会議など集中したいときに安心感がある。
- ほぼ日手帳は“書く”という行為そのものを楽しめるノート。書きごたえと手帳としての完成度が抜群でした。
書く派におすすめの活用術
アナログ+デジタルでの併用が最強
- 紙でメモしてスマホで撮影→OCRアプリで文字データ化。
- アナログの自由度と、デジタルの保存・共有力を掛け合わせるのが◎。
バレットジャーナル/日記のすすめ
- 書くことで思考を整理、ストレス軽減にも。
- 自由な使い方ができる手帳が増えており、個人のスタイルに合う一冊が見つかりやすい。
文具の組み合わせで「自分だけの書き心地」を追求
- Jetstream+KIRE-NA、ほぼ日+ブレンUなど、道具をカスタムすることで“書く体験”が格段に向上。
まとめ:紙文具は今も進化中
「紙で書く」ことは、単なるノスタルジーではありません。集中力・記憶力アップ、気持ちの整理、創造性の向上など、アナログだからこその魅力があります。
2025年も、文具各社はエコ素材・機能性・デザイン性を兼ね備えた商品を次々と展開中。あなたもぜひ、「自分にとっての書きやすさ」を追求してみてはいかがでしょうか?