OA機器を使いこなして業務効率&コストを劇的に改善するヒント

現代のオフィス業務において、パソコンやプリンター、複合機といったOA機器は欠かせない存在です。しかし、日々当たり前に使っているその機器が、実はまだ秘めたポテンシャルをたくさん持っていることをご存知でしょうか?

今回は、OA機器を最大限に活用し、日々の業務効率をアップさせ、さらには見落としがちなコストを削減するためのヒントをご紹介します。

 

1. 複合機を「単なる印刷機」から「オフィスの情報ハブ」へ

 

多くのオフィスに設置されている複合機。印刷やコピーが主な用途だと思われがちですが、実は業務効率化の強力なツールになり得ます。

  • スキャン機能でペーパーレス化を加速:
    • クラウド連携: 多くの複合機は、スキャンした書類を直接Google DriveやDropboxなどのクラウドサービスに保存する機能を持っています。これにより、書類をデータ化して共有する手間が大幅に削減され、リモートワークや社内での情報共有がスムーズになります。
    • OCR機能: 光学文字認識(OCR)機能を使えば、スキャンした画像データの中から文字情報を抽出し、WordやExcelなどの編集可能なテキストデータに変換できます。これにより、手書きの議事録や紙の資料をイチからタイピングする手間が省け、作業時間が大幅に短縮されます。
  • ファクスをデータ受信に切り替え:
    • 受信したファクスを紙に出力せず、PCで確認できる設定にしておきましょう。これにより、必要なものだけを印刷でき、用紙コストの削減につながります。また、重要なファクスを見逃すリスクも減らせます。

 

2. 無駄をなくして賢くコスト削減

 

OA機器のランニングコストは、会社の規模が大きくなるほど無視できない金額になります。少しの意識で大きなコスト削減が可能です。

  • 印刷設定の見直し:
    • 両面印刷の徹底: 日常的に両面印刷をデフォルト設定にしておくだけで、用紙代は半分に削減できます。
    • モノクロ印刷の活用: カラー印刷はモノクロ印刷に比べてインク代が何倍もかかります。社内資料やメモなど、カラーでなくても問題ないものはモノクロ印刷を徹底しましょう。複合機のドライバー設定で、モノクロ印刷をデフォルトにしておくのも一つの手です。
  • インク・トナーの管理:
    • インクやトナーの残量が少なくなると、つい早めに交換してしまいがちですが、インクが完全に切れるまで使い切るように意識しましょう。また、純正品だけでなく、品質が安定している互換品も視野に入れることで、コストを抑えることができます。

 

3. 定期的なメンテナンスとセキュリティ対策

 

OA機器も、パソコンと同様に定期的なメンテナンスとセキュリティ対策が不可欠です。

  • 定期的なクリーニング:
    • ホコリや紙粉が溜まると、紙詰まりの原因になったり、印刷品質が低下したりします。簡単に取り外せる部分は、こまめに清掃しましょう。
      • ファームウェアのアップデート:
    • メーカーから提供されるファームウェアのアップデートを定期的に行うことで、機器の性能が向上したり、セキュリティの脆弱性が修正されたりします。

いかがでしたでしょうか。

OA機器は、ただそこにあるだけの「道具」ではありません。その機能を最大限に引き出すことで、日々の業務はもっと効率的になり、見えなかったコストも削減できます。

ぜひ一度、ご自身のオフィスのOA機器を見直してみてはいかがでしょうか。きっと、新しい発見があるはずです。