オフィスでできる体調管理と仕事効率アップ術

前回に引き続き本当に厳しい暑さが続いております。朝、家を出た瞬間から汗がにじみ、会社に着く頃にはぐったり…という方も多いのではないでしょうか。会社の中は冷房が効いているとはいえ、外との寒暖差で体調を崩したり、冷えすぎて集中力が続かない…なんてこともありますよね。

今回は、そんな「残暑のオフィス」を快適に乗り切るための体調管理術と、それに伴う仕事効率アップのヒントを、具体的な例を交えてご紹介します。

 

1. 服装とアイテムで賢く体温調節

 

クールビズが浸透したとはいえ、オフィスではTPOに合わせた服装選びが必要です。そんな時は、アイテムを上手に活用して体温をコントロールしましょう。

  • 重ね着で寒暖差に対応: 冷房が効きすぎているオフィスでは、薄手のカーディガンやジャケット、ストールを一枚用意しておくと非常に便利です。特に、ストールは首元を温めることで全身の冷えを予防する効果が期待できます。
  • 素材選びで汗と上手に付き合う: 汗をかいてもすぐに乾く吸湿速乾性素材や、風通しの良い綿素材の服を選ぶと、ベタつきが少なく快適に過ごせます。また、汗のにおいが気になる方は、消臭・防臭機能のあるインナーを着用するのも良いでしょう。
  • 首元を冷やすアイテムを活用: 休憩中や集中力が途切れたときに、ネッククーラーや冷感タオルで首元を冷やすと、効率的に体温を下げてリフレッシュできます。

 

2. デスク周りの工夫で自分だけの快適空間を

 

自分のデスクは、仕事をする上で最も長く過ごす場所です。少しの工夫で、より快適な環境に変えることができます。

  • パーソナルファンでピンポイントに涼を: 冷房の風向きを変えられない場合でも、デスクに置ける小型の扇風機(パーソナルファン)があれば、自分だけに心地よい風を送ることができます。USB充電式など、手軽に使えるタイプも増えています。
  • 水分補給はこまめに、そして賢く: 室内でも熱中症になる危険性は十分にあります。水筒やタンブラーで冷たいお茶や水を常備し、意識的に水分を摂る習慣をつけましょう。ただ水を飲むだけでなく、ミネラル入りの麦茶や、レモン水など、フレーバーを変えることで気分転換にもなります。
  • 観葉植物で「涼」を演出: 蒸散作用によって空気を潤す効果がある観葉植物をデスクに置くのもおすすめです。視覚的にも緑が目に入るとリラックス効果があり、暑さによるストレスを軽減してくれます。

 

3. 休憩の取り方と食事で体の中から元気に

 

仕事の効率を維持するためには、適切な休憩と食事が不可欠です。

  • 休憩は「戦略的に」: 集中力が切れたと感じたら、思い切って席を立ち、少し歩いてみましょう。窓から外の景色を眺めたり、冷水で顔を洗うだけでも、気分がリフレッシュされます。短時間でも良いので、こまめに休憩を挟むことで、午後の集中力を維持しやすくなります。
  • 「冷え」と「熱」のバランスを考えた食事: 冷たいものばかり摂りがちですが、冷房で体が冷えていると感じたら、温かいスープや味噌汁を飲んで内側から体を温めることも大切です。お昼休みには、夏野菜をたっぷり使ったサラダや、冷やし中華など、さっぱりとしたメニューを選んでみるのも良いでしょう。

いかがでしたか?

快適なオフィス環境は、単に気持ちが良いだけでなく、仕事の生産性向上にも直結します。今回ご紹介したヒントを参考に、残暑の厳しい時期も体調を崩すことなく、元気で効率的に仕事を乗り切っていきましょう!